日頃の感謝の気持ちと敬意を込めて
母親に日頃の感謝の気持ちと敬意を伝える母の日は、毎年5月の第2日曜日に行われるイベントです。
母の日が生まれるきっかけとなった出来事や、日本に伝わった経緯などを紹介します。
母の日が生まれた、その起源はアメリカです。
1907年、アメリカ在住のアンナ・ジャービスという女性が亡くなった自分の母のために追悼会を開き、教会の参列者に母が生前好きだった白いカーネーションを配りました。
この出来事をきっかけに、母を敬い感謝する日を作る動きがアメリカ全土に広がり、1914年には、当時のアメリカ大統領が、アンナの母が亡くなった5月の第2日曜日を母の日として定め、国民の休日となりました。
そして、母の日には母親に白いカーネーションを贈るようになりました。
日本に母の日が伝わったのは、明治末期の頃とされています。大正時代に入ると教会で母の日のお祝いの行事「マザリングサンデー」が開催され、関係者の間でカーネーションを配るイベントが行われました。そして、1931年(昭和6年)、昭和天皇の皇后である妙子皇后の誕生日3月6日が「母の日」として公式に制定されましたが、一般の人々にはあまり知られていませんでした。
一般的に母の日が普及したのは、1937年(昭和12年)に日本のお菓子メーカーが「母の日大会」を開催したことがきっかけです。メディアに大きく取り上げられ、日本でも母の日が広く知れ渡るようになりました。また、アメリカの影響を受けて、カーネーションが母の日の贈り物として欠かせない花となりました。カーネーションの花言葉は「女性の愛」。赤いカーネーションには「母の愛」という意味もあります。
白いカーネーションは母の日の象徴とされています。
以前は母親を失くしている人は白いカーネーション、母親が健在な人は赤いカーネーションを胸に飾っていましたが、やがて母親にカーネーションを贈る習慣に変化したといわれています。
普及した当初、日本でもカーネーションの色を母親が健在かそうでないかで区別していました。しかし、母親を失くした子どもが傷つくのではないかという理由で、母の日には赤いカーネーションを贈ることが主流になりました。
花言葉は「無垢で深い愛」。
色は定番の赤色のほか、ピンク色のカーネーションもかわいらしくて人気があります。
2025年は5月11日(日曜日)が母の日です。
母の日の当日に間に合うように花やプレゼントを準備して、特別な「母の日」に日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈りましょう。
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