家康公ゆかりの志戸呂焼
伝統と美を味わう「丹黒の徳利」こころに残る一杯を
◆志戸呂焼 丹黒梅花皮(しとろやき にぐろ かいらぎ) 徳利
器で変わる、日本酒の味わい。志戸呂焼のぐい呑で新たなお酒の魅力を発見しませんか?
「お酒好き」「武将好き」に、贈り物としても喜ばれます。
同じ丹黒梅花皮のぐい呑とセットでお使いになると、お酒の時間がより楽しくなります。
花入(花器)としてもお使いになれます。
【志戸呂焼】
桃山時代より徳川家康公に好まれたやきものです。家康公が志戸呂の陶工たちに「やきもの免許の朱印状」を出すなど、手厚く保護してきました。また、小堀遠州公が茶器制作の指導をし後に「遠州七窯」のひとつに取り上げられました。これによりその名を高めるに至りました。
【丹黒梅花皮】
室町時代から志戸呂焼に使われた地元産原料「丹石(にいし)」と呼ばれる鉄分を多く含む赤い石を使用しています。貴重な原料を贅沢に使い、志戸呂焼の歴史に類をみなかった黒の表現に成功し、「丹黒(にぐろ)」と名づけました。
また、「梅花皮(かいらぎ)」は、井戸茶碗が有名です。高台付近の粒状・縮れ状になっている部分を指し、重要な見どころとされています。わたしの名付け親であるご住職の寺(大徳寺孤篷庵)には国宝「井戸茶碗 銘 喜左衛門」があります。その茶碗を手本とし写すうちに、梅花皮好きが高じ研究を始め、わたしの「丹黒梅花皮」となりました。丹石を砕いて塗り、梅花皮による質感の表現をしています。
【商品内容】
▪徳利×1個
※共箱にお入れしてお届けします。
※ぐい呑他、商品を出品しております。「直透窯」でご検索ください。
【直透窯 鈴木青宵】
陶名「青宵」窯名「直透」は、「直透万重閑不住青宵裡」の意で、京都大徳寺孤篷庵 卓巌老師から授かった名前です。
《解説》
からりとした青空のうちにもとどまらぬ。「青宵」は青空。からりと晴れて雲一つない蒼穹(そうきゅう)は悟りを達得した境地を表すが、そこにも留まらぬという決意。(出典は『臨済録』) 若き日の臨済が行脚の途次、三峰の平和尚の処で問答を交わし、自らの悟境を「直に万重の関を透り、青宵の内にも住せず」と表現しています。
【作家の想い】
力を入れているのは、わたしなりの現代志戸呂焼の表現です。当初は自分のオリジナリティを出したい、新しいものをつくりたい、という思いで研究を続けていましたが、その先に見えたものは古代から使われる志戸呂焼の原料「丹石(にいし)」を最大限に生かすという、いわば原点回帰でした。その丹石を生かした志戸呂焼の「黒」の表現に取り組んでいます。
【直径】約10.6㎝
【高さ】約13.0㎝
【重量】約367g
【容量】満杯470ml 8〜9分目440ml お酒2合入ります
※サイズ表示は全ておおよそのものです。一つひとつすべて手作業ですので、大きさ、形状、景色(模様など)など工業製品にはない味わいをお楽しみいただければと思います。
静岡県浜松市
【お届け時期】
・お届けは、共箱を制作をしてからになりますので、約3〜4週間ほどお時間をいただきます。お急ぎの注文には対応しておりませんので、予めご了承ください。
【お手入れ】
・水やぬるま湯で手洗い。
・においや油汚れが気になる場合は重曹やスポンジをお使いください。食器用洗剤はお使いいただけますが、香りや成分が残ってしまう場合があり、あまりお勧めしません。
・酒器は基本的にさっと水洗いのみで構いません。
・洗った後は柔らかい布で水分をとり、カビを防ぐためよく乾燥させてから収納してください。
《食洗機》△
《電子レンジ》△
《直火》×
《オーブン》×
※陶器の性質上割れや欠けが生じやすいですので、丁寧にお取り扱いください。
ご注文後に共箱制作のため、約3〜4週間ほどいただき、発送いたします。
返品不可商品となっております。ご確認の上ご購入くださいませ。
志戸呂焼 茶陶 直透窯の鈴木青宵です。 志戸呂焼は、静岡県島田市(旧金谷町)の志戸呂地方がその名の由来です。徳川家康公が手厚く保護したやきものであり、また大名茶人の小堀遠州公が好んだ「七窯」の一つに数えられています。独自の渋みと落ち着いた風情、遠州公の綺麗寂びの美意識を受け継いでいます。 わたしは、室町時代から志戸呂焼に使われた地元産原料「丹石」と呼ばれる鉄分を多く含む赤い石を存分に生かし、現代の志戸呂焼、黒の表現を研究しています。形、質感、動き、対峙した時に放出するエネルギーを感じるような、そんなうつわを目指しております。
直透窯(静岡県)
(特定商取引法に基づく表記)